「レ・ミゼラブル」 2009.3.29 マチネ 中日劇場

出演者(敬称略)
  バルジャン:山口祐一郎     ジャベール:今拓哉       エポニーヌ:坂本真綾
  ファンティーヌ:山崎直子      コゼット:菊地美香         マリウス:泉見洋平
  テナルディエ:安崎求       テナルディエの妻:森公美子  アンジョルラス:東山義久
  ガブローシュ:田川颯眞      リトル・コゼット:飯田汐音    リトル・エポニーヌ:吉井乃歌

千秋楽と言うことで、再び名古屋へ。桜は開き掛けたものの、花冷えのする日でしたが、外に出るのは
家から駅までだけだから、あまり関係ないけど。名古屋に着いたのは11時過ぎだったから暖かかったし。
開演前に知り合いの方とも会え、少し話しをしてから席へ。

本日の席は一般発売でぎりぎり取れたチケットなので、1階最後列の上手サイド。見づらいかな?と
心配でしたが、段差があるので視界は良かったです。センターの床が前の人の頭でちょっとだけ見えない
時があったものの、一番後ろなので気兼ねなく左右に頭動かせたし、オペラグラス使えましたしね。
音は前回2階席で観た時より更に薄っぺらく感じたけれど、音響でと言うより今回のオケの編成のせいかな?

本日の遠征の目的のひとつは、中日しか出演しない東山・アンジョルラスを観ることでした。
東山・アンジョルラス、髪型が変わってました。今までは髪の毛きっちり結んでいたけれど、少し短くして
ウェービイヘアに。結んでた時と同じように前髪をひと房垂らしているのが色っぽい。
その髪型のせいか原田・アンジョルラスのお兄さん?て感じがしました。一瞬、吉野・アンジョルラスの
幻が見えた時も…。

髪型変わっても相変わらず麗しいアンジョルラスだけど、頼もしい感もアップしたかな?
前期も逞しくなったと書いてるのに、私の中でどうも初登場の時の線が細かったイメージが強いらしくて、
久し振りに見るとイメージが違って驚いてしまう…
歌声もまた力強くなった感じでしたが、低い声を強く出そうとして声(喉)が丸まったように聞えました。

バリケードでのアンジョルラスはいろいろ見所があるのに、エポニーヌが死んで運ばれて行った後
マリウスを慰めるところでは、マリウスを見ていたらバリケードの隙間からバルジャンが上って行くのが
チラッと見えて、うっかりそちらに気を取られて見はぐっちゃったし、マリウスが撃たれて倒れたのを見て
駆け下りてきてマリウスの様子を確かめるところは前の人の頭の陰になって見えなかったし…

その後またバリケードを駆け上がる時は、以前と同じくグランテールには目もくれないのだけど、上で
振り返って、しばし見つめ合ってました。

「結婚式」での給仕では、オカマの紳士と投げキスを食べ合ってました。オカマの紳士が投げたキスを
ひょいとつまんでパクッと口に入れ、投げ返すとオカマの紳士は口を大きく開いてダイレクトキャッチ!
その後は音楽に合わせて踊りまくっていた東山・給仕でした

泉見・マリウスは今のマリウス達の中で一番年長だと思うけど、末っ子キャラかな?お坊ちゃまと言うか…
突然落ちてしまった恋に夢中になってるマリウスを見る学生達の表情がそう感じさせたのかと。
「恵みの雨」で♪ここにいる を台詞のように言ってたのは前からでしたっけ?

菊池・コゼットは相変わらず可愛いくて、歌も前期よりずっと良くなってる気がしました。
「心は愛に溢れて」ではマリウスと手が触れ合うと恥らいつつも、マリウスが慌てて手を離すと自分から
触れに行き、本当に愛が溢れている感じの2人で微笑ましかったです。

では、本日のバルジャン・レポートです。
「囚人の歌」。7日に見たとき囚人服が補修されてる?と思ったので、まずはその確認と思ったけれど
作業中はよく見えず…。ジャベールに呼ばれて立ち上がったらやっぱり大きく開いてた襟ぐりにボロの
当て布がされていたようでした。
♪自由なのか~ の第一声があまり出てないように感じたけれど、この曲の時はそう思うこと多いから…

「バルジャンの独白」。♪またあの地獄へ ♪自由をくれたのだ は激しくシャウト。
後悔と混乱に逸る鼓動が聞えるかのように始まり、司教様の心に触れて穏やかな気持ちになり、生まれ
変わる決意をする…と1曲の間にバルジャンの心が大きく変わって行くさまが表情にもよく表れてました。

工場にて。いつも手紙を見せようとするファンティーヌを軽くいなして顔もろくに見てないような
市長さまでしたが、本日はファンティーヌの顔を結構よく見ていたような?

「ファンティーヌの逮捕」。工場でちゃんと顔を見ていた(?)ので、♪どこかであった でのちょっと
考えるような表情も納得できました。で、ファンティーヌに♪あの時工場で… と言われてハッと気づき
驚く市長さま。

「裁き」。ラストの♪24653 の3~ で音上げてました。上げたのを聴いたのは2007年の山口・バルジャンの
初日以来ですが、あの時は声がファルセットで弱くなってしまったので、無理して上げるよりは今までの
音で力強く歌う方がいいな…と思ったから、上げてると聞いてちょっと心配もしてたのですが、今回は
上げても力強い声で、これならいいかも…と。ただ2年前、1回だけ聴いた記憶はもうさだかじゃないけれど、
本日はその時より上げた度数は低かったかも?でもずーーと聴いてたのと違うから何か違和感もありました
25日から上げるようになったようですが、突然上げ出したのはどうしてでしょう?

「対決」。ジャベールに追い詰められてジリジリと後退るバルジャン、その動きがお尻を振り振りだったので
緊迫したシーンだと言うのに、つい笑ってしまいました…。今まであんな動きじゃなかったと思うけど?
ジャベールの振り下ろした警棒はベッドに当たるし、ファンティーヌが驚いて生き返っちゃうかと思って
しまいました
前半はジャベールに負けてるような感じのバルジャンでしたが、後半は力強く張り合ってました。
ラスト、ジャベールを殴り倒すと緊張の糸が切れたかのように、ちょっとフラッとなってたような?

「裏切りのワルツ」。ファンティーヌの死を嘆き悲しんでる振りをするテナルディエに妻も「本当だがや」
とかって名古屋弁で相槌を打ち、2人でビービー泣き真似をして客席からは笑いが起きてましたが、
バルジャンはそんなことには騙されないぞと、2人がやりたいだけやらせて「お気持ちは立派です」と
軽くあしらい。
お金を置いて立ち上がろうとするのを押さえられるところも、森・マダムにのっかられて必死で抵抗
してるので客席は爆笑だったけど、バルジャンは真顔。なので、その後椅子を跳ね飛ばすバルジャンの
迫力は怖いくらいでした。森・マダム「危ねぇ、危ねぇ」って本心の呟き?
今期のテナルディエ夫妻の遊びに乗らないバルジャン、好きかも。

コゼットお着替え。お人形渡して「おいで」の言い方が優しかったです。
コゼット抱っこしてグルグルは10回転半。楽しそうに回ってる父娘に止まる直前から拍手が起きてました。

「強奪」。ぶつかったマリウスとコゼットがバスケットを拾おうとしゃがんだ体勢のまま見詰め合ってると
2人の間に割って入り、コゼットを立たせるパパ。
その後、森・マダムが幾つもパンをコゼットにもらってるので、ジャベールの登場でパパのところへ
行くまでコゼットはその場に足止め…

「ワン・デイ・モア」。東山・アンジョルラスのスローモーションでの動きが綺麗だったのでつい視線が
そちらへ…。原田・アンジョルラスは赤いタイだけど、東山・アンジョルラスは黒いタイをしてるので
ここで赤いベストを着て来た時のインパクトが大きいですね。
♪明日は~ があまり伸びてない感じでした。ラストもジャベールの声の方が大きく聞えたかな?

「彼を帰して」。歌い出し前の溜めもなく、ふっと入った感じでそのままバルジャンの祈りも自然に聴いてる
こちらの身体に入ってくる感じがしました。
後半もあまり昂ぶることなく、静かに祈るような「彼を帰して」でした。

「第二の攻撃」が始まった時だったかな?珍しくガブローシュと接触がありました。と言ってもガブローシュが
横にいたのでどかせただけですが。
弾を取りに外へ出ようとするマリウスに代わりに自分が行くと言うバルジャン、7日はマリウスを止めるのに
必死って感じだったけど、本日はアンジョルラスが必死に止めてたので手は出してなかったです。
アンジョルラス、バルジャンに頷いてる感じだったけど、その後もマリウスの顔を手で挟み、説得してました。
その隙にガブローシュが飛び出して行くと、バリケードの頂上から援護射撃に銃を構えるアンジョルラスと
マリウス。でも、ガブローシュが撃たれて倒れた時は見てるだけだったけど…
本日はガブローシュの鞄はアンジョルラスがキャッチしましたが、結局弾は役に立たないのだから、鞄は
届いた方が切ないかなぁ

「最後の戦い」。スローモーションで倒れる動きが自然に感じる今期のバルジャン。

再びジャベールとの対峙。本日はバルジャンもジャベールもいつもほど迫力がなかったような…?
その後の「自殺」でも今・ジャベールは以前より抑え目に感じたけれど、久し振りに観たせいかしら?

「バルジャンの告白」。ラスト、娘をマリウスに託すバルジャンの身体がマリウスより小さく見えて
切なさ全開。

「エピローグ」。迎えに来たファンティーヌに気づいた時の表情の変化が今までより穏やかで、バルジャンは
それを予測してたんだなぁと思わせました。
♪最後の告白を書いた とか細い声で本当に最後の力を振り絞ってコゼットに気持ちを伝えようとする父の
気迫を感じました。
で、コゼットがイヤイヤとパパに縋りつき、その胸に顔を埋める姿に涙腺崩壊…
召されたバルジャンに頭を垂れて敬意を表すマリウスにも更に涙でした

ファンティーヌに手を引かれて立ち上がったバルジャンの表情は穏やかで、優しくコゼットとマリウスを
見つめてました。涙して清々しい気持ちになれるラストシーンですよね。

千秋楽のご挨拶もあったカーテンコールは先にレポートしました。こちらです。

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この記事へのコメント

  • carumi

    3月の月末でようやく乗り越えられそうな気配の仕事・・。
    今レ・ミゼラブルの芽衣さんのレポを読んでいて、「やっぱりレミは良いなぁ」って思っています。
    山口さんも元気そうで!!
    「彼を帰して」がオペラの蝶々夫人の中の曲にちょいと似ているということを聞きつけて、聞きましたがいや~凄いですね。
    似ているんですが、こんな風に姿を変えていくんですから。この曲が胸に残っていくんですよね。私も早く観たくなりました。
    本当にいつもレポありがとうございます
    2009年03月31日 09:48
  • ぎん

    さすがの詳細レポ読みながら、当日のことを思い出してます。
    正直言いますと、中日劇場の音響のせいか、今期の山口さん、声がいつもより小さい気がしました。
    でも、裁きの24653の最後の上げとか聴いちゃうと、やっぱり山口さんだな~って(^^)です。あそこ良かったですね♪滅多にないことなのね~得した気分。
    それから、「彼を帰して」は、個人的に千秋楽の歌い方がすごく好きです。
    あいもかわらず、夢祐病(笑)な私

    >一瞬、吉野・アンジョルラスの幻が見えた時も…。
    そうですよね。並べてみると全然違うんですけど(Jewelではホントに並んでました)でも、なんかイメージかぶっちゃうのです。
    2009年03月31日 21:58
  • 芽衣

    >carumiさん
    お仕事お疲れさまです。私は今月末は少しマシだったかな?でもその前が忙しかったし、5月くらいまでまだ忙しい日々です
    そんな中での遠征は疲れましたが、行って良かった!と思える舞台でした。帝劇も楽しみです
    「彼を帰して」が蝶々夫人の曲に似てるんですか?私も聴いてみようと思います。
    2009年04月01日 00:30
  • 芽衣

    >ぎんさん
    ぎんさんのように素早くレポート書きたいのですが、遅くてすみません
    音響のせいなのか、山口さんんが歌い方を変えてきてるのか?わからないですが、声が小さいなと思うところはありましたよね。でも♪24653~ の音上げでも思ったけれど、高音はスコーンと出てた感じだから、あえて抑えた歌い方をしてる部分が多かったからかな…と。
    一瞬、本当に東山・アンジョルラスが吉野・アンジョルラスに見えた時があったのですが、ぎんさんのコメント読んで吉野・アンジョルラスの写真を見たら髪型もかなり違いますね
    吉野・アンジョルラス、多分1、2回しか観てないので、遠い記憶になっちゃったけど、雰囲気が似てるのかな?
    2009年04月01日 00:31
  • CherryCY

    こんばんは。本編レポのほうもわくわくと読ませていただいました。
    いつもながら詳細な内容でほんとに素晴らしいです。
    ウェービーで原田くんと兄弟?に見えそうな東山アンジョを見ておきたかったなあ、と今更ながら思います。あと、お尻フリフリの対決祐バルジャンも、想像してつい笑ってしまいました。(笑ってはたいへんなシーンですけれど・・ね)
    召されたバルジャンへの挨拶はやはり泉見マリウスで観たくなりました。
    あれを観ると涙ですべてがかすんでしまいそうですが・・。
    力作レポを読ませていただき、ほんとうにありがとうございました。
    祐一郎さんの「より自然になった演技」(?)の数々もはやく帝劇で確かめたいです!!(笑)
    2009年04月01日 01:52
  • 芽衣

    >CherryCYさん
    レポート読んでくださってありがとうございます。
    どんな髪型でも麗しく、また一段と頼もしくなった東山・アンジョルラスの帝劇出演がなく、今期はもう観れないのが本当に残念です…
    「対決」の後退りは、足を浮かさずにズリズリっと動くのにお尻で反動をつけてたようで…。笑っちゃいけないと思いつつ、オペラグラスで捉えてしまったお尻の動きに、頬が緩んでしまいました
    同じシーンでもキャストによって、こちらの感情も微妙に左右されるような気がしますね。それが複数キャストの面白さでもあるのかな?
    帝劇でご覧になってのCherryCYさんの感想も楽しみにしています
    2009年04月02日 00:49

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