またいろいろと思い出たことや、書き忘れたことがあって、この後はもう1回しか観ないので、自分の
記録として追加しておきます。
メインとなる3つの箱状のセット、あれはやはり3人の棺桶と霊廟を表しているのでしょうね。少々高さが
あるから、棺桶には見えないけれど、「我ら息絶えし者ども」の死者たちはそこから出てきますし。
高さがあるから出て来るのに間があるから(?)、少人数ずつで登場でだからか、最初の方、コーラスが
弱い?と思ってしまいました。死者たちが灰色のふわふわを纏っているのは、蜘蛛の巣が引っ掛かってる
イメージか…。(ワカメからおぼろ昆布に…ってカキコを見掛けて思わず噴きつつ納得したのは内緒
)トート閣下の登場は相変わらず上空から。でも、ゴンドラではなく足を乗せるだけの小さなプレートで
背後に大きな黒い羽がデザインされているので、ちょっと見、トートが黒い羽で舞い降りてきたように
見えます。トートが降り立った後、羽だけがまた上昇して行くのはちょっとおマヌケだけど…。
パパと家庭教師がいちゃついてるベンチは下手側、つい上手を見てて、あれ?パパ達は?と思ってしまった。
シシィの「落下」は木登りのままでしたが、映像はシルエットで。ここの映像使いは時代と共に進化してる。
「愛と死の輪舞」、トートが最初からシシィに押せ押せに迫ってて、踊ると言うより押し倒す…みたいな
シーンも。歌の後、気を失ったシシィをトートが抱き上げてベッドに運んでました。ここも初演版復活。
シシィを抱いて運んでる時の歩き方が何か変だったようだけど、足に絡まるような衣装でもないし?
シシィが目を覚ますベッドも下手に。で、トートは上手に捌けて行ったかな?
バートイシュルでの荷物運びルキーニの登場は変わらず上手から。でもシシィとの絡みはなくて、シシィは
上手の台の上に。で、銃声が響いた後、下手の台にフランツ登場で「やぁ」と。
ヘレネのドレス、あまりちゃんと見てないけれどそんなに♪酷いドレス 変なヘアー ではないような?
でも、シシィに結び直してもらう腕のリボンは変かな

「あなたが側にいれば」でフランツがシシィにプレゼントする首飾りは石がびっしり並んでて前のより
本当に♪とても重い 感じ。でもデザインは前の方が好きだな。
このシーン、後半は中央の台の上。で、そこでシシィはウエディングドレスにお着替えだけど、下では
トートダンサーと人々登場してて視線がそっちに向かうから、気づいたら着替えてた…みたいな。
ゾフィーとパパが「結婚の失敗」を歌ってる側にルキーニがいるけれど、グラスの盆は持ってなくて
2人の言い分聞きながらウロウロしてるだけ?今回も、その場にいてもおかしくない扮装はしてますが。
婚礼後の「死のワルツ」は狭いところで大勢で踊ってるから、ごちゃごちゃしてて、トートダンサーが登場
するのがわかり難い。少しずつ入り混じってるって印象。
「最後のダンス」の後、トートがいる奥の方はライト落ちて見えなくなってますが、広間のままでシシィが
フランツに抱きつくので、♪みんなが見つめているわ が陰からでなく、衆人環視されてって感じに。
翌朝のシシィのベッドは下手に。「私だけに」を歌いながら(だったかな?)、真ん中の台の上に上がって
間奏で台の上の板が斜めに起き上がって来て、最初そこに立って歌ってたシシィ、更に板の角度が
上がって滑り落ちる…と言う。高くなった上で歌うと言うならまだわかるんだけどなぁ。
「娘は何処?」のベビーベッドは下手側、「美貌の皇后」のドレッサーは上手側。鏡は姿見でシシィは
立ったまま髪のお手入れをしてもらってました。で、フランツが来てもお手入れ続行。皇帝が来たのに
それってどうなの?と思ったけれど、シシィが自分の美貌を武器に強くなったと言うのを示してるのか?
でも、その美貌が客席にあまり見えないんだよねぇ。
デブレツィン、エルマー達の登場は下手側。皇帝夫妻は中央の台の上に。そちらに気を取られてる間に
発砲があって、トートの「いたぞ」の声で、トートは何処に?と思って見たら上手側の台の上にいました。
いつの間にかエルマー達もそっちに移動してて、高低あるセットって人がバラけてると視界に入らない
部分があるんだよなぁと。
禁止されて三色旗は片付けられるけど、シシィがマントを脱いで三色旗のドレス姿になったら、小さな
三色旗を取り出して振る市民が数名いました。
カフェシーンはテーブルセットが全部平面なので、何処に誰がいるのやら?状態。エルマー達も埋没。
このシーン終わりは、♪倒そう ジャン!で閣下が振り向いてくれないと…。
シシィの書斎は中央の台の上。フランツが開けてくれと懇願する扉は台の下手側。シシィが最後通告を
書いてたデスクと扉は近いから、トートの登場はどうするかな?と思ってたけど、シシィが扉の方に
行った時にセットの後ろから上がって来て、椅子の後ろからシシィを襲うように姿を現すって感じ。
デスクにシシィを押し倒したトート、首に噛み付くのかと思っちゃった。それでは閣下の設定が…って

シシィに拒絶され、トートが燭台の明かりを消して、そのシーンは終わりだけど、次の「ミルク」に
なってもしばらく薄らぼんやりそこにいる2人が見えてました。
「ミルク」にルドルフが復活しているようなのですが、そう思って探してたのだけど、私は探せず。
ダンスの振りがかなり変わってしまって、きっちりしたダンスでなくなってしまったのが残念。
特に♪外国に構うより の部分のダンスがなくなって、あれがないと「ミルク」じゃない…
「エステ」で最初にミルク缶を持った侍女は下手から。後は左右から出てたかな?後ろのセットは確か
そのままなので、何か視界がごちゃっとして、王宮内って感じがしない。以前の扉の沢山ついた壁セットは
このシーンや「結婚の失敗」で上手く使われてたなと思いました。
1幕ラスト、シシィが御髪を整えてる奥の扉が門のように見えるのがなぁ。トートの登場は更にその奥に
階段がついて高い位置から。
「キッチュ」ルキーニは♪隠し口座 でお札を見せた後、そのお札を客席にばら撒いてました。センター
下手側通路、7列目前後辺りかな?山崎・ルキーニは最前列前だけでなく通路少し後ろまで行くので
通路側の方にはお楽しみが増えましたね。下手側はトート閣下も通るし。
「ママ、何処なの?」ルドルフの部屋は中央の台の上。本の山はなくて、甲冑の人が本やら地球儀やらを
持って登場。甲冑の人は上に3人、下に5人いて、トートの歌声が聞こえると動いてたから、トート
ダンサーかな?トートの登場が早くて、甲冑の人たち見て視線を戻したらもう下手側にいました。
ルドルフが♪猫を殺した のは銃。井上・トートは♪友達さ と言いつつルドルフに結構冷たい感じ。
「精神病院」患者達を閉じ込めておく柵はなし。ヴィンディッシュは日傘や扇の小道具はなかったけれど
エリザベートになりきってる。そして今回のヴィンディッシュ嬢の役の方もとても歌が良かったです。
看護婦の衣装が変わって、顔がはっきり見えるようになってました。
今回のセット、多くの場面でセンターの奥に大きな双頭の鷲のレリーフが見えているのですが、ゾフィーと
重臣達が画策してる「皇后の勝利」で土台部分がネオンサインのように光ってて、ぶっ飛びました。
「レディ・ベス」の「クール・ヘッド」かと思った
何故ここで光らす必要が?次のマダム・ヴォルフのシーンでならまだわかるけど…。
その「マダム・ヴォルフのコレクション」、セットが込み入ってるから何処に誰がいるのかよくわからない。
マデレーネも何処から登場したのか、見逃してわかりませんでした。衣装も他の娼婦と一目で違うとわかる
感じじゃなかったし。ただ、他の娼婦とは違うベルトをしてて、その鍵をルキーニが開け閉めして見せるの
ですが、何かそこまでやるのってどんなもんか…と思ってしまった。しかも、そんなベルトをさせられてる
のに、マデレーネは病気持ちだった訳で

マダム・ヴォルフの衣装は多分、中は結構露出度高いのかもしれないけれど、派手なガウンを羽織ってる
ので、以前より娼婦達を働かせてる女衒風(いや、女衒がどんな格好をしてるかは知りませんが…)
ちょっと記憶を失ってるけれど娼婦達の椅子を使っての振りはなかったと思います。娼婦の人数が1人
減ってるような気が?前はマデレーネ入れて8人だったと思う…
ドクトル・ゼーブルガーは上手から登場。シシィの脈や熱を診た後、胸元のリボンを外し、ウエストの
コルセット(?)の金具を外し…で、エロさが増してたわ。でも、山口・トートは歌声と表情だけで充分
色っぽかったですけどね。
ドクトルから正体を現したトート、帽子はセットの向こう側まで飛んでく勢いで放り投げてました。
マントは近場だったけど。寝椅子の上にあがるのは、このシーンでのお決まりなのか

「ゾフィーの死」。香寿・ゾフィーはあまり老けメイクをしてなくて、死ぬ時も結構若く見えました。
身体つきも細いから…。ゾフィーをお迎えに来たトートダンサーは4人(3人?)前より多いのでステッキ
受け取る係りがいたわ。どうでもいいことだけど、ステッキが倒れる「パタン」と言う音込みでこのシーン
記憶してるから、その音がないと何か物足りなく思ってしまった。
放浪の旅を続けるシシィ、最初の登場のところでシシィの方を見てなかったので、顔を見せてたかどうか
わからない…。最後のダミーシシィの顔をルキーニが見ようとする動きはありませんでした。シシィの
近くにはいなかったのかも?
コルフ島のアキレウスの像も復活(映像で)。このシーン、パパはセットの上、シシィは下の舞台にいて
近づくことはありません。元々シシィにはパパの姿は見えないから、それはそれでいいかと。パパの側に
黒い片羽のトートダンサー。
「憎しみ」は以前と同じようなダンスがありました。ただ、最後の方はかなり違ってたけど。
ハーケンクロイツはステージセンターの上から落ちてきて今までで一番、インパクトがあるかも?
ただ、あの位置だと落とすのにスタッフが上にいるの?と思うとかなり怖い。手動でなく仕掛けが
あるならいいですけれど。
ルドルフが引っ張り落とした後、民衆が取り合いみたいな感じになってたのも、今までと違ってて何か
意味があるのかな?
「闇が広がる」トートは平面に登場なので、最初からルドルフと近い位置で、絡むと言うか操ると言うか、
格好乱暴にルドルフを扱ってました。歌いながらの振りは今までのと似たような、そうでもないような…
ラストは左右に分かれるから、そのまま終わるのかと思ったら、センターに来てガシッと抱き合って
意表をつかれて、噴いてしまった。何か拍手し辛い体勢

「独立運動」同志達が集まっているのは台セットの上。3つの台は接近してるけど、間隙間があるところを
ルドルフが渡ってたので、ちょっと危険な感じ。今回の演出、馬車がないからルドルフを国王にと唆すのは
王冠を授ける動きになってるので、一目瞭然でいいかな。でも、私は馬車が好きだったな。
後半、トートのダンスは以前と同じようにあったけど、動きは違ってて、やはり若いわねぇと。
「マイヤーリンク」シーン頭からトートがいてルドルフに「死にたいのか」と。この台詞って必要かな?
トートはセンターの台の上にいるので、確かトートダンサーにリフトされて下りたような?(別のシーン
だったかも?)で、最初からトートがルドルフを翻弄。前演出の、トートが扉から出て来てルドルフを
追いかけるのってあまり好きじゃなかったから、今回のはいいなと思いました。
トートから銃を受け取ったルドルフ、自分からトートを引き寄せてキスをしたのには驚いた。最後は
トートからもしてたけど、ブチュッて音がするほど激しくなくても…と。死を選んだ勢いの表現??
で、こと切れたルドルフはトートダンサーのひとりに担がれて、セットの後ろに滑り落とされてたのかな?
暗いのと、私が観てた角度からではよくわかりませんでしたが。
葬儀のシーンはルドルフの棺桶がないので、センターの台の上の板が斜めになってるのが棺桶ってことに。
燭台を使ってたと思うけど、前演出の時ほど印象がない。皆を下がらせ、最後に去って行くフランツの姿が
弱々しくて、これまでのフランツはこんな時でも弱ったところは見せずに、背筋を真っ直ぐにして去って
行ってたので、背中を丸めて一気に老けた様子のフランツに胸つかれました。
「死の嘆き」でのトートの登場は棺桶に見立てた斜めの板の後ろから。で、板の上に座る。このシーンも
前演出の棺桶の蓋が観音開きに開いてぬぼーと出てくるトートが好きじゃなかったから良いなと思いました。
棺桶の上に乗るのは初演を思い出す。で、トートはずっとシシィを見てて「まだ、私を愛してはいない」と。
「夜のボート」シシィとフランツの立ち位置が最初から割りと近くて、そんなに近くにいるのに擦れ違って
離れて行くと言うのは、視覚的にも訴えてくるものがあって良いかと。2人の様子が視線をあまり動かさず
見れると余計切なさが募ると言うか、初演の頃より自分も歳を重ねたので、若い頃より感じるものがある
のかも?田代・フランツがとても良かったと言うのもありますが。
「悪夢」白い衣装のトート、妙に張り切ったマエストロでした。閣下の衣装は黒いままの方がいいと思う。
ルキーニに渡す刃物は後ろ側に仕込んであったのかな?渡す前に舐めるような仕草をしてたと思う。
投げ渡すのは持ち手側を下にして垂直に落としてるので、受け取り損ねることもあるんじゃないかな。
「暗殺」シーンは台の上で。シシィがルキーニに刺され、スターレイが助けを求めて叫びながらいなく
なってもシシィは倒れたまま。上手側からトートが登場しするとシシィは喪服のドレスを自ら脱いで
白い衣装に。その間、トートダンサーは下で踊ってたのかな?途中から見てなかったけど…
初演の時のように、ラストにトートダンサーが人間柱になる…なんて衝撃は今回はありませんでした

死を求めてのキスはシシィも自分から。ラスト、床から板が立ち上がってくったりしたシシィがそこに
凭れるようにして、それを見るトート閣下の構図で幕でした。
ラストのトートの表情って難しいと思うけど、満足してるでもなく、案外つまらなそうな感じ。
トートは欲しいものを手に入れたら興味を失うタイプなのか…
ルキーニが倒れてるらしいけど、全然私の視界には入らずで、気づきませんでした。
前記事のレポートの追加でちょっとだけのつもりだったのに、書き出すとやはり止まらないと言うか
どうせだからわかりやすく舞台の流れで書いたらまたえらく長くなってしまいました。
前記事のレポートで詳しく書いたところは省略してますので、未読の方は是非そちらもご覧になって
いただければ幸いです。そちらも長文ですけれど

細かいことも書いてますけど、思い出そうとしても覚えてないところなんかもあるので、記憶違いや
見間違い、聞き間違いなどしてたらごめんなさい。
これまでの「エリザベート」を沢山観ているから、違いがやはりいろいろと気になってしまいましたが、
どんな演出になっても「エリザベート」はやはり好きだなと実感しました。
キャストが変わっても何度かは観たいし、それぞれのキャストが役に馴染んだ頃にもう一度くらい観たい
ところですが、8月は別の舞台で忙しくなっちゃうから、今月もう1回、シシィとトートを別の組合せで
観るのが見納めとなってしまうのが、ちょっと残念。

この記事へのコメント
マルコ
闇広、センターでハグ?!、読んでて、私も吹きました。へっー!
また違うキャストの感想も、楽しみにしています。
芽衣
今回の演出、「私だけに」の滑り台、「皇后の勝利」の紋章土台のネオン、「闇が広がる」ラストのハグの3箇所は、一瞬、目が点になりました…
もう1回観る日、フランツとルキーニは初日と同じなのがちょっと残念。尾上・ルキーニは観てみたかったな。