「レベッカ」 2019.2.4 ソワレ シアタークリエ

出演者(敬称略)
   マキシム:山口祐一郎   わたし:平野綾   ダンヴァース夫人:保坂知寿 他

1月中旬から残業続きだったので、本日のソワレも観れて2幕からかな…と思っていたのですが
前日の日曜が特別の仕事で半日出勤で、溜まってた通常の仕事も片付けたお陰で、久し振りの
定時終業。急いで職場を出て、開演時間ギリギリに劇場に到着。席に着いて落ち着く暇もなく
場内暗くなり、波の音が大きくなりました。

波の音と言えば、プレビューの時は開演前にボコボコって水中にいるような音が聞こえてて
これって一種ネタバレだよなぁと思ったのですが、梅田ではその音はしてなかったですね。
で、クリエではまたボコボコ聞こえてましたが、1010の時よりわかり難くしてたような?

「わたし」はトリプルキャストだけど、自分の都合でチケットを取ったら、1月後半からはまるで
シングルキャストかのように大塚さんが続いてたので、平野さんはお久し振り。
ダンヴァース夫人も同じく保坂さん続き。その前は涼風さんが続いてたけど。もうちょっと均等に
観たかったな…と終わりになって思う。

フランクの事務所で、レベッカのことを教えてくださいと言う「わたし」、大塚さんは自分とは
比べ物にならないくらいと言うところで、椅子から立つので、フランクも立ち上がって歌い出す
けれど、平野さんと桜井さんは座ったままなので、フランクの歌も前半座ったまま。

しかし、あなたのお役目はマキシムにレベッカを忘れさせて差し上げることとかって、実は結構
失礼なことを言ってると思うのだけど、「わたし」も自分に務まるでしょうか…って、あまり深く
突っ込んではいけないことか。
「誠実さと信頼」も良いこと言ってるようで、あんまり慰めにはなってないような…と言うか
フランクが「わたし」と会ったのは、初対面以来なのにそこまで言える?と思ってしまう。
「わたし」がマンダレイに来て少し日は経ってるので、ちょっとくらい話はしてるだろうと
言うことで。でも、原作でもほぼ歌詞通りのこと、フランクは言ってるのですよね。

ヴァン・ホッパー夫人、最初の頃は森さんはやり過ぎじゃ…と思ったけど、原作の夫人も品がある
とは言えない人だったから、初演の寿さんよりは原作イメージに近いかな。
エレガンスでなく、結構忙しない夫人なので(?)台詞を噛むことが多かった気がしますが、本日も
歌詞で何処だったか危ないところがあり、マキシムを呼び止めてたところの台詞が噛み噛みになり
自分でちょっと笑っちゃってました。マキシムは真面目に「では私の方からお2人に」と。

マキシムがまだ荷物を解いてないと聞き、「わたし」に手伝うように言う台詞、いつからあんな
高い声で人形が喋るような言い方になったのだろう?前週は普通だった気がするけれど。

マキシムが「わたし」にプロポーズした後、ヴァン・ホッパー夫人が自分にお別れを言いに来て
くれたのねぇと勘違いしてしなつくってマキシムの胸を撫でると、プルプルと身震いするマキシム。
「私たち」と言うマキシムにギュッと抱きつき、キスして…と顔をあお向ける夫人に、一瞬、顔を
近づけ掛けるマキシム。「ニューヨークによろしく」と敬礼して出て行ったマキシムを見送り
「もうちょっとだったのに」と言う夫人に、拍手が起きてました。

さて本日のマキシム。モンテカルロホテルでの朝食シーン、先日はウェイターに「いつもの」と
言ってるように見えたけど、違うかな?唇の動き、読めるようでわからない。
「わたし」が花瓶を倒してから、自分のテーブルへ誘う間がいい感じ。

崖の上、カモメの声を追うように顔を動かして、景色を楽しむような表情から一転物思いに耽る
マキシム。
「わたし」がお父さんのことを聞かれて「画家でした」のお返事が妙に元気に聞こえたわ。
「幸せの風景」優しい眼差しで「わたし」を見ながら、このひと時を過ごせるのが幸せだと心から
思ってるよう。描き上がった絵をもらって、そっとキスをするマキシム。

プロポーズ後、「わたし」の涙を拭うのは親指の付け根あたりかな?
「ニューヨークによろしく」の敬礼は足を揃え、踏み出す前に踵をカチッと合わせて。
荷物の山のコーナーを曲がる時、ちょっと身体が斜めになるところも好きだったりして…。

チェスシーン、勝ったご褒美のおデコ(頭の上か)キス、距離が近かったのか、ぶつかってたように
見えたのは角度のせい?
仮装舞踏会の開催をねだられ、渋い表情から「君のやりたいようにやりなさい!」と嬉しそうな
表情から、ダンヴァース夫人の入室でガラッと表情も声色も変わるのが凄いなぁと。
そしてイライラを引き摺ってるところへ「わたし」の“ウワサ”の言葉に激昂、そして何かを
思い悩む…と、マキシムの揺れる感情が一番感じられるシーン。

「神よ なぜ」、走り去る「わたし」を追い掛けたところで止まり、“あぁ”とちょっと溜息を
もらし口元を拭うような仕草。
何故取り乱してしまったやりきれなさ、「わたし」との愛を信じ、過去から逃げられないなら
立ち向かおうと、強い歌声にマキシムの決意がひしひしと。

そう思ったから、本当は気が乗らなかった舞踏会でもあんなに楽しそうにしてるのかな…と。
ヴァン・ホッパー夫人が到着したところで「ようこそ…」でちょっと名前を思い出すような仕草。
夫人が「頭に羽根を挿すのに時間が掛かっちゃって」と言って「あ、血だ!」と額に手をやったら
マキシム、素で笑っちゃったよう。

ヴァン・ホッパー夫人が歌うのを見ながら、フランクと何やら楽しそうに喋りつつも、ちょっと
だけある振りは忘れずに。
そんな楽しそうにしていたマキシムだけど、白いドレスで現れた「わたし」を見て表情一変…
なんだけど、客席からだと後ろ向きのマキシムの表情って実はほぼ見えない。

「凍りつく微笑」、結婚後わずか7日でレベッカの本音を聞かされたマキシム、崖の上で彼女が
言った言葉を再現するときの悪い表情が、良かった。マキシム、怒ったり悩んだりしてもあんな
表情はレベッカが乗り移ってないと見せないから。
♪私は告げた のところでセンター中ほどだと、指差しされるけど、視線はちょっとズレるかな。
ボートハウスでのレベッカの様子も涙なく、再現してたけど、♪死んでた 微笑みながら は少し
涙声。でもその後、ヨットを沈めたところは絶叫気味ながら、涙はなしでした。

マキシムの告白を聞いて泣いていた「わたし」も自分がマキシムを守る、ずっと愛していると
大人っぽくなるけれど、2人の距離がちょっとあるので「わたし」の表情の変化をいつもちゃんと
見れなくて、マキシムの台詞で想像。
マキシムが近づいて来て抱き合うまでいつもより間が長かったのか、抱き合ってからライト暗く
なるのが少し早かったような?

審問会でのマキシム、梅田やクリエの最初の頃より、段々と落ち着きなさが目立つようになった
のは気のせい?観てる私の方に余裕が出て、あちこち見れるようになったからかも?

審問会後、書斎でのヴァベルとの対峙で、激昂するマキシムを抑える「わたし」は腰を引いて
身体いっぱいで。でも、そんな時以外は泣きそうな顔でマキシムにすがり付いてるように見える。
平野さんは素顔が泣き顔と言うか困り顔に見えるから、余計そう感じるのかも…ですが。
ベーカーにフランクが電話を掛けるところも、その電話が自分たちに悪い結果しかもたらさないと
思ってるようで、諦めてるような表情なのが特に気になりました。
なのに「私もご一緒します」と言われても、なんだかなぁと思ってしまうのは、私だけ?

駅に「わたし」を迎えに行き、姿を見つけるとふわぁっと笑顔になるマキシム。思い悩んでいた
ことがとりあえず、自分にとって良い結果で終わりを迎えたけれど、レベッカが死んでも微笑んで
いたと言うところではちょっと涙ぐむ。

「炎のマンダレイ」、焼け落ちて行くのを見ているしかないけれど、♪全て消えてしまえ~~~と
力強く歌うマキシムに、安心も。

「エピローグ」その後のマキシム、おじいちゃんになっても「わたし」と寄り添って、ひっそり
ながらも穏やかに過ごしていたのかな…と思いますが、少し離れたところにダンヴァース夫人が
落として行くカトレアが、忘れられない過去を象徴しているのでしょうね…。

ひと足先に千秋楽を迎えた、宇宙人・平野さんとゴジラ・保坂さんのご挨拶もあり、爆笑で楽し
かったカーテンコールのことは先にレポートしました。こちら

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