出演者(敬称略)
エリザベート:瀬奈じゅん トート:山口祐一郎 ルドルフ:浦井健治
ゾフィー:杜けあき ルドヴィカ:春風ひとみ 少年ルドルフ:小宮明日翔
支度する時間を読み間違えて、予定していた電車に乗れず、次の電車で出掛けたので外で食事する余裕はなく
食料を仕入れてロビーで食べました。開演25分前だったけど、ロビーはかなり混雑してて、相変わらずの
「エリザベート」人気を実感しました。
本日の席は今期これが最後の前方席のD列上手サイド。距離的にはステージに近い位置でしたが、かなり
サイドだったので、音が自分の横をすり抜けて行く感じだし、舞台も横から見てる傍観者って気分になって
何だか疎外感を感じてしまいました。閣下の正面顔があまり見れなかったと言うのもちょっとストレスで、
やはり舞台は多少距離があってもセンターから観るのがいいですね

前々からの疑問なんですが、「ようこそみなさま」での俵さん演じる男性はシシィとはどんな関係?
妹と仲がいいから、最初は兄弟?と思ったけど、ママにマックスの不在を「いったい何処へ行ったんです?」と
聞いてるから、家族じゃないのか…と。親戚でもシシィ一家に反感を持ってる人もいれば、仲のいい人も
いるだろうから、仲がいい従兄弟って感じでしょうか。
初演ヴァージョンでは少年ルドルフ達が小さい弟で出演していたのに、今のヴァージョンになってからは
出てないのが残念といつもこのシーン見ると思います。
バート・イシュルでヘレネの髪飾りを付け直したママ、本日も微妙な位置だと思ったけれど、ママ的には
満足だったようで、ヘレネの顔を見てニッコリ満足の笑顔でした。
ルドヴィカに「お久し振りです」と挨拶する陛下の生声が聞こえました。
全体の音は自分の左側をすり抜ける感じだったけど、目の前に人がいるとコーラスの生声が聴こえたのは
良かったかな。後、花道が近かったので「皇后の務め」で皇太后や女官たちが出て来る前から気配が
わかったのも面白かったです。
では、本日のトート閣下レポートです。
「私を燃やす愛」。ゴンドラがだいぶ下りて来るまで閣下の姿が見えなかったり、下りてからも人の陰で
見えなかったりと、そのお姿をはっきり確認できるまでが長かった…と言ってもほんのちょっとの時間だけど。
死霊たちの間を進んで来る姿も横から見てると水を掻き分け進んでいるように見えました。
「愛と死の輪舞」。イントロで方向展開を始めるのが遅かったような?で、いつもより速いスピードでくるりと
回ったように見えたけど、気のせいかしら?
シシィを見初めた時の表情は全然見えなくてガッカリ。下手側で歌ってる時は顔は見えるけど遠いし…
♪刻まれて~ で上げた右手をクルリンと。
命を返したシーンはこちら向きだったので、暗いシーンなのをいいことにオペラグラスでじっくり見ました。
切なそうな、辛そうな顔をしていた閣下でしたが、最後は“これからだ”と気を取り直したように顔を上げて
去って行きました。
「最後のダンス」。閣下が階段の上にいる前半は、TDの動きを見てしまいました。TDもよく見たいけど
もれなく閣下がご一緒なのでなかなか見れなくて
ここのダンス、2人一組になって踊ってる時のひとりがもうひとりを抱き上げて自分の身体に沿わせて回すみたいな動きが、力技だろうにサラッとやってて凄いなぁと
思います。階段で踊ってる2人組はさすがにその技はやってないけど、足場悪いところで大変だなと思ったり。
閣下が階段を下りて来てからはTDを見ている余裕はなく…
シシィの手首を掴んだ閣下、嫌がってもがくシシィの身体を抱き寄せるようにしてなかなか離さないような?
正面からではなかったのでよくわからなかったけど、いつもより迫り具合が激しかったようでした。
客席を舐めるように見渡す視線も正面から味わいたいな…なんて。
ラストの♪お~~~れ~~さ~~~ は普通。なので、♪お~~~ での反り具合がTDと揃ってました。
TDはその日によって動きは変えられないから、超ロングトーンになるとずれちゃうのね

歌い終わっての拍手は大きかったけど、階段上ってる途中でライトが落ちたので拍手もそこで終了。
そして暗くなったステージをTDはズリズリと這って捌けていて、ちょっと笑ってしまいました。
「闇が広がる」。フランツ狙撃未遂で偽の犯人を「いたぞ」と示すところから、子供の棺を呼び出し、歌い
ながらシシィに近づくところまで背中しか見えませんでしたが、真っ直ぐすらっとした後姿だけでも存在感
充分な閣下。2幕でルドルフが捕まったシーンもそうだけど、閣下は後向きの立ち姿が(も)綺麗ですよね。
「エリザベート泣かないで」。シシィに拒絶されたところ、5日のように左手は上げず。なのでこの前ほど
悔しそうな感じがしなかったけど、表情は悔しそうと言うか、シシィを憎々しげに睨んでました。
「私が踊る時」。ラスト、向かい合って歌うところで何だか楽しげな笑顔の閣下でした。
「ママ、何処なの?」。本日の少年ルドルフの小宮くんは8月の山口・トートの初日以来。少年ルドルフに
そんなに違いはない…なんて思っていたけれど、ずーーと同じ子で観た後だとそれぞれ違うんだな…と。
小宮・ルドルフは少し大人っぽい感じがすると思ったら、他のルドルフより1学年上なんですね。
この年齢の1歳差は大きいから…。
「最後のチャンス」。上手だとドクトルに化けてシシィを診察している時の顔も結構見えてたハズだけど
イマイチ記憶が残ってないのは何故かしら?♪微熱が~ で顔に手を当てるから見えるようで見えないのか…
「闇が広がる(リプライズ)」。浦井・ルドルフとのデュエットは本当にいいですね。2人の重なる歌声を
聴いているとジワジワと何か身体の奥から湧き上がる感動があって、何度も波のように鳥肌が立ちました。
上手側で閣下がルドルフの後ろに寄り添って立ってる時の♪誰かが叫ぶ で田代・ルドルフも伊礼・ルドルフも
手を後ろに伸ばして閣下の右腿辺りに触れるようにしていたので、前期はやってなかった浦井・ルドルフも
そうなってるかしら?と思ったら、浦井・ルドルフは以前のまま右手は下にしてて閣下には触れてません。
触れるのは伊礼オリジナルだから、多分、田代くんは伊礼くんから振り写しをしてもらったのだろうと思うので、
この動きも同じだったのでしょうね。
「独立運動」。上手のお楽しみは新聞読んでる閣下の顔が見えること。そしてルドルフを乗せた馬車から
降りた後の力込めたポーズが目の前だったこと。本日も馬車から降りて立ち位置に来るところでピョンと
ジャンプしてました。
TD従えてのダンスも、横から見ていたらダンサーとちゃんと動きが合ってるのがよくわかって、閣下本当に
頑張って踊ってるなぁと。ルドルフを送り出してからのジャンプは1回でした。
そのダンスの前、閣下が新聞をぐしゃぐしゃにするところで、センターでのルドルフと革命家たちのダンスも
よく見えましたが、左目で閣下を捉えながらって感じだったので、じっくりと見るまでには至らず…
円陣組むようにして、時間差でひとりひとりが踊る(ポーズする?)革命家たちも格好いいから見たいのだけど。
「マイヤーリンク」。上手でも前方だからか端だからか、追い詰めたルドルフに閣下が最初に顔を近づけた
時のルドルフの表情は見えず…。死のキスは銃を渡してからその意味を確認するようで何かの印のように
感じた本日。閣下が離れる時、銃に髪が引っ掛かってて、金髪が一筋長く2人の間に伸びてました。
「悪夢」。フランツが夢で見たオペラだから、そう言えば初演ヴァージョンではフランツは椅子に座ってて
この段階でルキーニに激しくいたぶられていたな…と突然思い出しました。
力を込め激しく下界を掻き回す閣下、フランツとの対峙は余裕の笑みで楽しそう。「自由を!」は本日も
天を突くような叫びでした。
「愛のテーマ」。シシィを迎える閣下の表情は生真面目な真剣な眼差しでした。死のキスでクタッとなった
シシィを棺に入れ、ルキーニを引っ張り上げた時も厳しい感じの顔つきで。
カーテンコール。下手から出て来る前の閣下が見えるかな?と期待していたのだけれど、普通に歩いて出て
来るところからしか見えませんでした。
オマケの2人カテコは2回。1回目はいつも通り普通に。2回目は前に出て来てお辞儀して、後ろ向いて
下がる時に皇后と手を繋いでない方の右手をひらひらと動かして、後姿でのバイバイ

そして前に向き直り、バイバイしていたのだけれど、身体横にして皇后に向かってバイバイ…
閣下、バイバイする相手が違います!で、皇后にニッコリ笑顔を向けられて、“いいだろう”とばかりに
Vサインでアピールする閣下…だから、自慢する相手が違~う

"「エリザベート」 2010.10.9 マチネ 帝国劇場"へのコメントを書く