出演者(敬称略)
エリザベート:朝海ひかる トート:山口祐一郎 ルドルフ:浦井健治
ゾフィー:寿ひずる ルドヴィカ:春風ひとみ 少年ルドルフ:鈴木知憲
今週13、14日のハードスケジュールで疲れてしまい、前夜も14日のレポートしなくちゃと思いながら
睡魔に負けてうたた寝。夜中に目が覚めて明け方までレポート書いてから少し寝たけれど、起きたら怠くて
怠くてどうしようかと思いましたが、何とか家を出て劇場に着く頃にやっと身体が目覚めた感じ。
疲れてると雑念入って舞台に集中できないこと多いのだけど、本日はR列と後方ながら、センターで視界も
音も良かったので、いつも以上にじっくりたっぷり舞台と閣下を堪能できました。
山口・トートはラスト3。最後の2回は瀬奈・シシィなので朝海・シシィとの組み合わせはこの回がラスト。
9月半ばから瀬奈・シシィが続いてて、ここ3回は朝海・シシィで、11、14日は歌が……でしたが、本日は
全体、良かったです。生の舞台だから多少、好不調の波があるのは仕方ないですけどね。
「私だけに」の歌い出し前や、最初の子供を皇太后に取られたのを何とかしてとフランツに訴えるところ
朝海・シシィはフランツにまだ愛情があるからこそ、絶望と怒りに感情が揺れるんだな…とわかりますが、
同じシーンで、瀬奈・シシィはフランツに敵意が強すぎるのでは?と思います。
ゾフィーは9月後半からずーーと杜さんで、本日久々に寿さんだと思ったら、これが私にはラストでした。
杜さんは「皇后の務め」の高音が不安なこと多くて、聴いててこちらも緊張してしまうのだけど、寿皇太后も
高音ちょっときつそうではあるけれど、さすがの安定感で安心して聴いてられます。
久々に見たら亡くなる前のフランツとの会話で「滅びてしまうのよ」が強くて、ゾフィーは王家のために
全てを捧げた信念の人なんだな…と感じました。
ダブルキャストが多少偏るのは仕方ないけれど、4人(期間により3人?)の少年ルドルフが偏るのは何故?
これまでも鈴木くんに当たることが多かったけど、10月になってからも1回だけ小宮くんだった以外、全て
鈴木くん。少年ルドルフは実はシングルキャストか?と思ってしまいました
ラストは誰だろう?ルキーニは台詞部分を8月最初の頃からずいぶん変えて来てますが、バート・イシュルへの道中の台詞が
いっそう芝居がかった言い方になってて、普通に言ってくれないかな…と思いました。
では、本日のトート閣下レポートです。
「私を燃やす愛」。天上から降ってくる閣下の甘い歌声には本当に毎回うっとりします

何度も書いてるけれど、シシィの棺を呼び出す時の切なげな表情もいいんだな。
「愛と死の輪舞」。真正面だったので、最初の♪エリザベート で閣下の真後ろにシシィがリフトされて浮き
上がる姿が見えて感動。そしてシシィを見初めて二度息飲み、触れようと手を伸ばしかける仕草が初々しい。
♪刻まれて~~ が綺麗な伸びでした。その後、ほんのちょっとだけ声が変になりかかった箇所があったけど
全体艶のある声で聴き惚れ、見惚れました。ラスト前の♪追いかけ行こう~ の切ない表情も良かったなぁ。
「不幸の始まり」。これも正面から見てるとよくわかりましたが、白い布の後ろに現れた閣下が赤いライトに
照らされて、そのシルエットが段々と大きくなって、世界が閣下に支配されて行くように思いました。
「最後のダンス」。階段の上からシシィを操る閣下の手の動きがシシィとぴったり合ってるのも正面だと
よくわかります。と言ってもほとんどシシィの動きは見てなかったけれど、手が上手からセンターへと
動いてる先にシシィがいるんだろうな…と。
本日もシシィの手を掴み、もがく身体をぐいと抱き寄せてました。そして掴まえていた手をゆっくりと離す時の
表情が獲物をいたぶる肉食獣のようで…。その後の♪広間の客は… の辺りの色っぽい表情もまたいい

そして一転、激しい♪最後のダンスは~ で右手がガッツポーズになってました。客席を舐めるような視線は
初めて見たときほど険しい感じはしないかな…。予想して見るからそう思うだけかも。
ラストのロングトーンは♪俺さ~~ は普通だったけど、その前の♪Ah~~ が強かった気がしました。
「闇が広がる」。ラスト、目を見開くでなく、すがめる目付きでした。
「エリザベート泣かないで」。椅子が回ってスタンバイする閣下、あの椅子はスタッフが回してるのですよね?
椅子が正面に来た時に机の下の隙間から足を下ろすのが見えるので、椅子が回ってる時に足を上げてる閣下を
想像するとちょっと笑えます。閣下がつま先でちょこちょこ動かしてる姿を想像するともっと笑っちゃうけど

薄い衣装で背中を見せ付けてくれる閣下、本日は首の後ろがいつもより空いていて首筋も堪能させていただき
ました。
「エーヤン」。♪今の内だけだぜ の「ぜぇ」や♪歯車を の「をぅ」が弾けてました。
御者席で鞭を振りながら、左足も上下に動かしてご機嫌さん?皇帝夫妻を振り返って見るところはジッと
見つめていたので、“フン”って表情はなし。あれはやはり二度見した時だけ?
「私が踊る時」。朝海・シシィの時はあまり笑顔でない気がしてたけど、本日は♪手を取って で笑顔でした。
ラストの♪選ぶ~~~ が今期はとても綺麗で気持ちよく伸びてますね。
「闇が広がる(リプライズ)」。ルドルフを操る動きとルドルフの動きがピッタリ合ってるのが好きだけど、特に
♪見ていていいのか で手を広げるところが昔から好きなんですよね。その後の♪闇が広がるで 右手を
上げるようになったのは最近だと思うけど、前からだったかな?
本日も素晴らしい「闇が広がる」でした。後1回しか聴けないのが残念…
「独立運動」。ルドルフを馬車に乗せて鞭振る動きは相変わらず激しかったけれど、ダンスは動きが若干お疲れ
気味?に感じました。いつもは閣下にロックオンのところ、ルドルフやTDの動きも見てたから気のせいかも…
「マイヤーリンク」。浦井・ルドルフはTDに翻弄されてる時に見せる絶望や諦めや怯えの表情が、そこまで
迫ってる死を実感させ、閣下のキスはその引導を渡すものだと納得します。閣下も前2人のルドルフの時より
いっそう冷たい感じがするし…
「悪夢」。いつもほとんど閣下しか見てなくて、下界を楽しそうに操ってると書いてるけれど、下界じゃなく
フランツを操ってると言うか、いびり倒して楽しそうにしてるんですよね。
「自由を」は叫び出した頃より抑え気味な感じでしたが、聞き慣れただけかな?
「愛のテーマ」。シシィを迎える表情は、8月最初の頃よりずいぶん笑顔になった感じがします。
カーテンコール。閣下出て来てお辞儀した後、タイミングが合わなかったのか、皇后の方に手を伸ばして
下がるまでに、微妙な間があったような…
通常カテコの後、2人カテコの1回目に貸切公演のご挨拶がありました。
手を口元に当て囁くように「ありがとうございました。ありがとうございました。」と言う閣下、横で皇后は
耳に手を当て閣下の声を聞いてる仕草。
2階を見上げた閣下「一番後ろの方、聞こえますか?このありがとうはあなたです」とピンポイントでお礼。
下手方向最後列が羨ましいぞっと。
遠くの席からありがとうと言う意味だと思ったけど、北海道からいらっしゃった方ありがとうございました。
九州からいらっしゃった方もありがとうございました。四国から来てくださってありがとうございました。
本州のあちこちから本当にありがとうございましたと。
「エリザベート」も残りわずかとなりましたが、みなさんと素敵なひと時を過ごせて、パパは幸せですって、
いつの間に閣下はパパに?声を張ってるのではないけれど、よく通る優しい声でのご挨拶でした。
そして「ご紹介させてください。我らがエリザベート、朝海ひかるさんです」と皇后を紹介。
朝海さんのご挨拶は、残り少なくなった公演、最後までお楽しみいただけたらと思いますと言うような
ことでした。閣下はまた皇后がご挨拶してる間、身体ごと皇后の方向いてました。
2人とも本日の貸切の会社名を言わなかったような

ご挨拶終わって後ろに下がる時、皇后と繋いでない方の右手をバイバイしてる閣下。前向き直ってブンブンと
手を振りながら変顔になりつつ、幕が下がるのに合わせて足を開いてどすこいポーズで屈みながらのバイバイ
でした。
もう1回2人カテコがあって、今度は下がる時は小走り風。後姿も可愛いなぁ

幕が下り際のバイバイは左足は曲げて右足は横に伸ばしたポーズで。本日もカテコでお茶目な閣下でした。
山口・トートの公演は後2回。最後、前楽・千秋楽と出来れば観たいけれど、前楽は平日マチネなので
行けなくて残念です。沢山あったチケットもとうとう残り1枚。淋しいな

"「エリザベート」 2010.10.16 マチネ 帝国劇場"へのコメントを書く